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フィールドワークの未整理画像

フィールドワークの未整理画像を、私的索引と併せて、活用できるようにしたい。と、思い忍者ブログの場を借りて、整理を始めた。 標準的な和名で整理を進めるつもり。その、同定については、「当たらずといえども遠からず」が目標である。 上手く整理できたら、過去の山岳地帯での、フィールドワークの未整理画像も整理してみたいと思っている。 「画像、植物名などに、極端な誤りがありましたらご指摘いただけるとありがたいです」

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2011.08.07 -1

丘陵地帯での観察・撮影記録
2011.08.07          Data :CF1G-2
画像数が多いので2回に分ける。



画像 1   


画像 2   
クサギ(臭木) クマツヅラ科クサギ属 Clerodendrum trichotomum
画像 P8071163.JPG 割愛



画像 3   
ユウゲショウ(夕化粧) アカバナ科マツヨイグサ属 Oenothera rosea
別名 アカバナユウゲショウ

初見は、普段の散歩の途中。この日、丘陵地帯のやや人間臭い場所で見かけた。路上に生えていた。
花期が長い植物のようだ。



画像 4   
 


画像 5   
ハキダメギク(掃溜菊) キク科コゴメギク属 Galinsoga quadriradiata

ユウゲショウ(夕化粧)のちょっとした色香や、涼しさを感じる漢字表記に対して、ハキダメギク(掃溜菊)の漢字表記はそのまま現実感がある。
ハキダメギクの和名の由来は、窒素分の多い土壌を好むことによるということを聞いたことがある。
この丘陵地帯では、人間臭い場所と、獣臭い場所の境で見られる。



画像 6   
不明   ヤハズソウ(矢筈草)

一見して、マメ科の植物と判断したのだが、この時点では未同定。花を見れば見当が付くかもしれないと思った。
2012年はまったく生えなかった。
2013年に数メートル離れた場所に生えた。観察の結果、ヤハズソウと判明した。

ヤハズソウ(矢筈草) マメ科ヤハズソウ属 Kummerowia striata




画像 7   
カナムグラ(鉄葎・金葎・葎草) アサ科カラハナソウ属 Humulus scandens

カナムグラは、綱引きをする(?)と、手強い相手である。
2012年の春には子葉を見ることができた。



画像 8   


画像 9   


画像10   


画像11   
コアカソ(小赤麻) イラクサ科カラムシ属 Boehmeria spicata

2011年6月から、葉の先端が亀の尾状に伸びる形が気になっていた。この日の観察で、コアカソと同定できた。イラクサ科の存在も知った日である。



画像12   


画像13   


画像14   


画像15   
ダイコンソウ(大根草) バラ科ダイコンソウ属 Geum japonicum



画像16   
スケバハゴロモ(透羽羽衣)

時々見かける。今までは、翅が朽ち抜けているように見えた。また、動かないので、蛾の死骸と思っていた。
整理するのに当たり、Webで調べたら、「スケバハゴロモ」らしい。
翅がないように見えたのは、翅が透けて見えたためだった。
蛾のように見えたが、スケバハゴロモ(透羽羽衣)は、蛾や蝶のチョウ目(鱗翅目)の昆虫ではなかった。カメムシ目(半翅目)、ヨコバイ亜目のハゴロモ科の昆虫だった。

ヨコバイ亜目には、セミ科・ハゴロモ科・アオバハゴロモ科・アワフキムシ科・アブラムシ科などが含まれる。
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)の「進化しんかする昆虫図鑑こんちゅうずかん」から、カメムシ目(半翅目)、ヨコバイ亜目のページで、エゾハルゼミ、スケバハゴロモ、ホシアワフキと見比べたら同じような顔をしていた。

なお、調べついでに、カメムシ。カメムシもカメムシ目(半翅目)だが、ヨコバイ亜目とは別の亜目。カメムシ目(半翅目)、カメムシ亜目の中で、いくつかの科に分かれている。



画像17   


画像18   
雰囲気がササキリの幼虫(キリギリス科)



画像19   ウツギ 果実
ウツギ(空木) アジサイ科ウツギ属 Deutzia crenata
別名 ウノハナ。また、ビロードウツギという呼び名もあるとのこと。



画像20   


画像21   
ミズタマソウ(水玉草) アカバナ科ミズタマソウ属 Circaea mollis



画像22   
キツネノボタン(狐牡丹) キンポウゲ科キンポウゲ属 Ranunculus silerifolius var. glaber

キツネノボタンについては、2011.08.07 -2 の文末を参照のこと。



画像23   


画像24   
ノブキ(野蕗) キク科ノブキ属 Adenocaulon himalaicum



画像25   
不明、未整理

画像25の植物、その後、答えは出たのだが、この稿の執筆時点では思い出せない。

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2011.07.24

丘陵地帯での観察・撮影記録
2011.07.24          Data :CF1G-2

画像 4~画像 5 東の尾根
画像12~画像13 北のこぶ
画像14~画像19 北の湿地


画像 1  


画像 2  


画像 3  
ダイコンソウ(大根草) バラ科ダイコンソウ属 Geum japonicum


画像 4  


画像 5  
リョウブ(令法) リョウブ科リョウブ属 Clethra barbinervis


画像 6  


画像 7  
ジャノヒゲ(蛇髭) ユリ科ジャノヒゲ属 Ophiopogon japonicus


画像 8  
ヤブレガサ(破傘) キク科ヤブレガサ属 Syneilesis palmata


画像 9  


画像10  


画像11  
ジャノヒゲ(蛇髭) ユリ科ジャノヒゲ属 Ophiopogon japonicus


画像12  


画像13  
腹部がずんぐりしたトンボ


画像14  センダン 果実


画像15  
センダン(栴檀) センダン科センダン属 Melia azedarach

センダンは、落葉高木。本来、国内では、暖地の海岸近くに生える。とのことで、基本的には自生はないようだ。

多数の淡紫色の小さな花や、落葉後の黄褐色果実など、それぞれの時季によく目立つ樹である。もっとも、この丘陵地帯の私が散歩する極狭い範囲では、センダンを、まだ2本しか見ていない。
この丘陵地帯のセンダンは、かつての鳥の落し物か、人為的なものと、思われる。果実が沢山落ちるのだろうが、実生の子供には気が付かなかった。

この場所で、2011年6月12日に初めて花を見た。薄紫の色のきれいな花だった。早速、撮影した。が、風に揺れて、撮影は失敗だった。その数日後、立ち寄った幼稚園の園庭で、偶然に、同じ花を見た。樹の名前を尋ねたら、S先生が、「センダン」と教えてくれた。そんなことがあって、センダンの名前を憶えられた。

画像14~画像15のセンダンは2012年の4、5月に伐採されてしまった。伐採により日向が増えたので、北の湿地の一角の植生も変化することと思う。


画像16  ヤブカラシの葉を食うマメコガネたち


画像17  


画像18  
ヤブカラシ(藪枯)とマメコガネ(豆黄金)

ヤブカラシ(藪枯)の葉に小さな甲虫が数匹たかっていた。ヤブカラシの葉を夢中で食っているように見えた。周りのヤブカラシの葉もこの小さな甲虫だらけだった。


画像19  
マメコガネ(豆黄金)
甲虫目 カブトムシ亜目 コガネムシ科 スジコガネ亜科

コガネムシの類であろうと思った。そして、群れていて、小さいので、子供かなと思った。未整理画像を整理するのに当たって、川邊 透さんの昆虫エクスプローラ、「見た目からさがす(虫マトリックス)」で調べたら、マメコガネが出てきた。この大きさで、成虫のようだ。

2011.07.17

丘陵地帯での観察・撮影記録
2011.07.17          Data :CF1G

画像 3~画像 4 主尾根
画像 5~画像10 北のこぶの東尾根、北支尾根



画像 1  ダイコンソウの果実


画像 2  ダイコンソウ 花と果実
ダイコンソウ(大根草) バラ科ダイコンソウ属 Geum japonicum


画像 3  
ジャノヒゲ(蛇髭) ユリ科ジャノヒゲ属 Ophiopogon japonicus
別名 リュウノヒゲ(龍髭)

線形の葉が細いので、ホソバジャノヒゲと憶えてしまった。しかし、葉が細いのが標準で、ジャノヒゲ(蛇髭)と呼ぶようだ。


画像 4  
ムラサキシキブ(紫式部) クマツヅラ科ムラサキシキブ属 Callicarpa japonica


画像 5  


画像 6  


画像 7  


画像 8  
トウギボウシ(唐擬宝珠)ユリ科ギボウシ属 Hosta sieboldiana
別名 オオバギボウシ(大葉擬宝珠)


画像 9  
ノシメトンボ

「アキアカネ」と思っていたが、記載に当たり、Webで確認したら、「シメトンボ」らしい。
シメトンボも、アカトンボ亜科で、いわゆるアカトンボの仲間。翅(はね)の先が黒いことも、特徴の一つのようだ。


画像10  
ルリボシカミキリ

Webで調べたら、「ルリボシカミキリ」らしい。
私のような素人には、川邊 透さんの昆虫エクスプローラはありがたい。「見た目からさがす(虫マトリックス)」のお陰で、「ルリボシカミキリ」らしいと見当が付いた。
手ブレの画像だが、参考になるので掲載しておく。

2011.07.10

丘陵地帯での観察・撮影記録
2011.07.10          Data :CF1G

画像 3~画像 5 北の湿地付近



画像 1  


画像 2  
オオバジャノヒゲ(大葉蛇髭) ユリ科ジャノヒゲ属 Ophiopogon planiscapus

木陰の薄くらい場所で、少し風に揺れると、撮影困難。同属のジャノヒゲ(蛇髭)よりも線形の葉の幅が明らかに広い。
この場所で見られる、ヤブラン(藪蘭)、キツネノカミソリ(狐の剃刀)に先駆けて開花した。


画像 3  


画像 4  


画像 5  
ヤブカンゾウ(藪甘草・藪萱草) ユリ科ワスレグサ属 Hemerocallis fulva var. kwanso

2011.07.03

丘陵地帯での観察・撮影記録
2011.07.03          Data :CF1G

画像 1~画像 5 南の峠
画像 6~画像 9 北のこぶ直下、東尾根
画像10~画像11 北の湿地付近


画像 1  


画像 2  まだ開ききらない花
サラシナショウマ(晒菜升麻) キンポウゲ科サラシナショウマ属 Cimicifuga simplex
サラシナショウマではないので保留


画像 3  近寄り難い藪の中
ニガイチゴ(苦苺) バラ科キイチゴ属 Rubus microphyllus

長いこと十把一絡げで、木苺と呼んでいた。そして、モミジイチゴ(紅葉苺)以外は名前を知らなかった。が、昨年(2012)から、目に付いたものから、和名を憶えるようにした。
画像 3を撮影した時点では、ニガイチゴの名は知らずに、木苺だった。
近寄り難い藪の中に、果実が沢山見られた。


画像 4  これから伸びる


画像 5  
サラシナショウマ(晒菜升麻) キンポウゲ科サラシナショウマ属 Cimicifuga simplex

サラシナショウマをしっかりと観察してみたいと思うのだが、ままならない。


画像 6  花茎もこれから伸びる


画像 7  花芽と花茎
トウギボウシ(唐擬宝珠)ユリ科ギボウシ属 Hosta sieboldiana
別名: オオバギボウシ,ハヤザキオオバギボウシ,ウノハナギボウシ,ウツリギボウシ,アツバギボウシ

長いこと、オオバギボウシ(大葉擬宝珠)と思っていたが、現在、和名は「トウギボウシ」と表記されるようになったらしい。
GKZさんのGKZ植物事典トウギボウシの解説が参考になった。以下、引用。
解説

トウギボウシは、キジカクシ科(←ユリ科)の多年草である。牧野の植物図鑑では、オオバギボウシの別名としてトウギボウシは扱われている。その後、日本海側に自生の見られるものはトウギボウシであり、太平洋側のそれはオオバギボウシという等との区別もされているが、いずれにしても連続した植物であり、トウギボウシの母種はオオバギボウシであるというような説で落ち着いているようである。(ただし、学名の上では、その逆になっている。)花茎の高さは0.5~1.5m程度に至る大型のギボウシである。葉は卵形または卵状楕円形、6~7月頃に淡紫色の花を見せる。


画像 8  紫陽花を食べていた
---  バッタの仲間

植栽と思われるアジサイに虫が乗っていた。



画像 9  
オカトラノオ(岡虎尾) サクラソウ科オカトラノオ属 Lysimachia clethroides


画像10  


画像11  
ヤブカンゾウ(藪甘草・藪萱草) ユリ科ワスレグサ属 Hemerocallis fulva var. kwanso


プロフィール

HN:
権兵衛
性別:
非公開

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