忍者ブログ

フィールドワークの未整理画像

フィールドワークの未整理画像を、私的索引と併せて、活用できるようにしたい。と、思い忍者ブログの場を借りて、整理を始めた。 標準的な和名で整理を進めるつもり。その、同定については、「当たらずといえども遠からず」が目標である。 上手く整理できたら、過去の山岳地帯での、フィールドワークの未整理画像も整理してみたいと思っている。 「画像、植物名などに、極端な誤りがありましたらご指摘いただけるとありがたいです」

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ツクシハギ(筑紫萩) 2014.09.20

ツクシハギ(筑紫萩)
マメ科ハギ属
Lespedeza homoloba Nakai (※ 1)



画像 1  ツクシハギ 花と蕾   

2014年9月20日の画像による花の観察
撮影は、北のこぶへ延びる枝尾根。

■ 色
旗弁の内側は淡紅紫色で,グラデーションになっている。
翼弁は明るい紅紫色である。

■ 旗弁の長さ
旗弁は龍骨弁より短い。(※ 2)

■ 翼弁と龍骨弁の長さ
翼弁は龍骨弁より短い。

■ 萼裂片の形
萼裂片の先端は鈍形である(※ 3)

■ 花序軸の長さ
長い

覚え
2014年の開花確認日、7月12日。
9月20日、21日と、北のこぶへ延びる尾根、東の尾根が、見事に咲き誇っていた。
ツクシハギは、離れて見ると、桃色と白色が混ざって見えるので、花期は識別が容易である。


関連記事
ヤマハギの仲間 同定のために
ヤマハギの仲間 比較同定のために

(※ 1) 学名の引用は以下による。
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2014年9月24日).
(※ 2) 旗弁の長さは、龍骨弁より短い。しかし、このことは、観察済みであるが、画像 1 からは読み取れない。ヤマハギ(山萩)・マルバハギ(丸葉萩)・キハギ(木萩) の記事との比較のために記しておいた。
(※ 3) 参考資料によると、萼裂片の先端は鈍形または鋭形である。とのことだが、このフィールド(丘陵地帯)のツクシハギでは、萼裂片の先端が鋭形のものは未確認である。




PR

ヤマハギ(山萩) 2014.09.21

ヤマハギ(山萩) 
マメ科ハギ属
Lespedeza bicolor Turcz. (※ 1)



画像 1  ヤマハギ 花序軸の長さと、萼裂片の形の様子  




画像 2  ヤマハギ 旗弁や龍骨弁の様子  


2014年9月21日の画像による花の観察
撮影は、東の尾根。新観察樹。

■ 色
旗弁の内側は紅紫色。旗弁の縦縞模様は色が濃い。
翼弁は紅紫色である。

■ 旗弁の長さ
旗弁は翼弁や龍骨弁より長い。(画像 2)

■ 翼弁と龍骨弁の長さ
翼弁は龍骨弁より明らかに短い。(主に、画像 2)

■ 萼裂片の形
萼裂片の先端は鈍形である(画像 1)

■ 花序軸の長さ
それなりの長さがある。葉柄と比べると長い。(画像 1)

覚え
翼弁と龍骨弁の長さと、萼裂片の形は、花色の似たマルバハギ(丸葉萩)と明確に区別できる相違点である。
さらに、花序軸の長さの違いもあるので、同定のダメ押しになる。
画像の萼裂片の先端は鈍形であるが、株によっては鋭形のものもある
2014年の開花確認日、9月21日。この記事の画像の株。
同日、昨年からの観察樹も開花を確認した。時間が足らず、藪に潜るのがためらわれたので、撮影はしなかった。


関連記事
ヤマハギの仲間 同定のために
ヤマハギの仲間 比較同定のために

(※ 1) 学名の引用は以下による。
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2014年9月 23日).


マルバハギ(丸葉萩) 2014.09.06

マルバハギ(丸葉萩)
マメ科ハギ属
Lespedeza cyrtobotrya Miq. (※ 1)



画像 1  マルバハギ 花と蕾  

2014年9月6日の画像による花の観察
撮影は、東の尾根。

■ 色
旗弁の内側は紅紫色。旗弁の縦縞模様は色が濃い。
翼弁は紅紫色である。

■ 旗弁の長さ
旗弁は翼弁や龍骨弁より長い。

■ 翼弁と龍骨弁の長さ
翼弁は龍骨弁より明らかに長い。

■ 萼裂片の形
萼裂片の先端は鋭尖形である。

覚え
翼弁と龍骨弁の長さと、萼裂片の形は、花色の似たヤマハギ(山萩)と明確に区別できる相違点である。
2014年の開花確認日、7月20日。山麓の観察樹。
8月24日、山麓の観察樹が切り倒されていることに気付いた。
9月21日、東の尾根はツクシハギ(筑紫萩)の花盛り。ツクシハギの花に見とれて、画像の樹の観察を忘れてしまった。

関連記事
ヤマハギの仲間 同定のために
ヤマハギの仲間 比較同定のために

(※ 1) 学名の引用は以下による。
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2014年9月 22日).


キハギ(木萩) 2014.09.06

キハギ(木萩)
マメ科ハギ属
Lespedeza buergeri Miq. (※ 1)



画像 1  キハギ 花と蕾  


2014年9月6日の画像による花の観察

■ 色
旗弁の内側は淡い黄白色。旗弁の基部付近から紫斑がある。
翼弁は紫色である。

■ 旗弁の長さ
旗弁は龍骨弁より短く、翼弁よりやや短いかほぼ同長である。

■ 萼裂片の形
萼裂片の先端は鈍形である。

覚え
2014年の開花確認日、7月6日。
7月12日に、花の長さを測定。12mmLだった。
7月に確認した咲き始めの頃の花は、旗弁の内側の色は白色だった。
9月21日現在、果実はまだ見られない。
旗弁の外側は淡い黄白色のようである。

関連記事
ヤマハギの仲間 同定のために
ヤマハギの仲間 比較同定のために

(※ 1) 学名の引用は以下による。
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList),http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html(2014年9月21日).

プロフィール

HN:
権兵衛
性別:
非公開

P R